尖閣諸島問題と北方領土問題で台湾に断固とした姿勢を

 

このタイトルを見てほとんどの方はおやっと思うであろう。北方領土問題は日露間の問題であり、台湾は全く関係ないではないか。
私は常に客観的で公平な視点を忘れてはならないと思っている。このサイトでは必然的に中国を徹底的に批判し、台湾を応援していくことになるのだが、当然ながら台湾の全てが善ではないし、中国の全てが悪ともいえない。少なくとも北方領土問題に関しては中国のほうが適切な対応をしている。
台中両国の世界地図がどうなっているか見てみよう。
中国の地図では択捉島とウルップ島の間に国境線が引かれ、北方4島にはかっこつきで「俄占」と書かれている。これが意味するところは、現在はロシアに占領されているものの、実際には日本の領土であることを明確にしている。
しかし台湾の地図ではどうだろう。国後島と北海道の間に国境線が引かれている。これは日本に対する極めて重大な裏切り行為ではないか。台湾がロシアとはそれほど深い関係なのだろうか。とてもそうとは思えない。日本政府は台湾に公式に抗議し、台湾の世界地図を改めるよう要求すべきである。日台両国関係については日ごろの日本政府の台湾に対する裏切り行為も日本人として情けなく感じるものがあるが、台湾政府も日本に対する裏切り行為を平然としている。近い将来、台湾の地図があらためられることを期待したい。

話は変わって尖閣諸島問題である。尖閣諸島は日台中三国が領有権を主張している。もちろん日本から見れば台湾および中国との間に領土問題は存在しないと考えて間違いないのだが、台中両国は日本固有の領土である尖閣諸島の領有権を主張している。結論から言えば日本が尖閣諸島を領有したのは1895年であり、台中両国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは1971年、近海に油田があることが判明してからである。くわしくは以下のページを見て欲しいが、尖閣諸島が日本領であることをくわしく説明する必要はない。

外務省 「尖閣諸島の領有権についての基本見解」

この問題に関する中国の態度はまさにやくざそのものである。2004年の3月に中国人の狂信的国粋反日活動家7人が尖閣諸島に不法上陸した。そのうち二人は以前に日本で有罪判決を受け執行猶予期間中であった。少なくとも執行猶予がある二人については日本の刑務所で一定期間服役させなければ、法治国家としての原則が成り立たないと思うのだが、このときの日本政府は超法規的措置によって執行猶予中の二人を含む7人を無条件で中国に「強制」送還した。常識的に考えれば中国政府は日本政府に感謝すべきであり、自国民が起こした暴挙について日本に謝罪すべきである。しかし実際には中国政府は日本に抗議し、マスコミも日本を非難して人民への反日感情を煽りに煽った。なんとも不可解である。これは例えて言えばA家の息子がB家に侵入して泥棒をはたらこうとしたが、B家の主人はA家の息子を傷つけないようにA家に追い返した。しかしA家の主人はB家に謝るどころかB家を激しく非難し、自分の家族にB家への敵対感情を煽った。こんなことがあっていいのだろうか。

それに比べれば台湾の状況は中国よりもはるかにましかもしれない。しかしましならいいというものでもない。例えて言えば幼女連続殺人をおかしたC氏とスーパーでチョコレートを盗んだD氏を比べて、D氏の罪はそんなに重くないから万引きぐらい見逃して今後も仲良くしていこうと言うようなものである。
確かに日本政府の台湾に対する裏切り行為はひどいものであるが、少なくとも今の日本政府は台湾固有の領土に対して日本の領有権を主張するといった破廉恥な行為はしていない。しかし現在の台中両国は日本が76年間領有してきて一度も諸外国から抗議を受けたことのない領土を急にわが国の領土だという恐るべき傲慢さ、破廉恥さである。
ところで、尖閣諸島問題については台中両国の利用価値はちょっと違う。中国とは反日が国の基本政策であり、共産主義イデオロギーが崩壊した今反日なくしては国家が成り立たない。歴史認識問題は依然として中国の13億の飼い犬たちに有効に働き、まるで映画「呪怨(じゅおん)」のような反日感情を13億の子犬たちに植え付けることに見事なまでに大成功を収めている。しかしその一方で「歴史はもう歴史じゃん。なんで60年も前のことにいまさらこだわんなきゃいけないの。」と考えている中国人も少なからずいることも事実である。歴史認識問題がいつまで有効に続くかわからない。あと数十年は中国の基本政策として有効であろうが(とはいってもどちらにしろ私は中国があと数十年も続かないと思っている)、今後有効さの度合いは薄れていくこともありうる。そこで比重を増してくるのが領土問題である。尖閣諸島を日本が領有している限り、領土問題は13億の子犬たちに反日感情を植え付ける格好の材料となる。別に共産党がそのまま尖閣諸島が日本領であり続けていいと思っているわけではなかろうが、常に反日の手段として利用し続けることは間違いない。
 台湾の場合はどうだろうか。台湾が尖閣諸島の領有権を主張しているのは大中華主義の片鱗が残っていることによるもので、台湾自信にほとんど利用価値がない。それどころか尖閣諸島にこだわり続けることは国益を害し、国家の存亡を危うくする可能性も出てくる。
 もちろん領土問題には客観的にその歴史的背景などを分析して判断を下す必要があり、その場合、尖閣諸島が日本の領土であることは中学生でも理解できそうなあまりにも明白な事実である。その前提に立ったうえで、今後台湾は尖閣諸島が日本に帰属することを明確にすべきだし、実際のところ少しずつその傾向が現れている。
 李登輝前総統は総統退任後に尖閣諸島が日本の領土であることを明確にし、講演などで盛んに述べている。そもそも台湾にとって尖閣諸島とは、中国国民党の独裁時代に一方的に作られた「歴史」物語によるもので、李登輝氏の口癖は「台湾人は台湾の歴史を知らなければならない」というものだ。
 また、事実上の中日台湾大使館である台北中日経済文化代表処の許世楷大使は尖閣諸島の帰属問題は棚上げにすべきだ。と述べた。この発言は何を意味しているのだろうか。ある人から見れば「まだ日本の領土と認めていないではないか」とうつるかもしれない。しかし李登輝氏でさえ総統時代はそこまでいえなかった。要するに公職についているから本音をいえないだけであって、日本が実効支配している中で問題を棚上げしようということは、実際には日本の領土と認めているに等しい。
 私はそれほど強引な人間ではない。公職に就く人間がそう簡単に現状を変更できるわけではないのは痛いほどよくわかる。話がそれてしまうが、小泉首相は就任直後「8月15日に靖国神社に参拝に行く!」と高らかに宣言していながら「熟慮」の末、ずらしてしまい、その後も毎年終戦記念日をさけて参拝している。これについて首相を売国奴扱いする愛国者もいるが、ちょっと考えてみよう。内閣総理大臣という役職には我々民間人には想像もできないような有形無形の圧力があるに違いない。もしあなたが、小泉首相と同じような膨大な圧力をうけながら終戦記念日に靖国神社に参拝にいけるだろうか。少なくとも4年連続で靖国神社に参拝に行ったこともある程度は評価できるのではなかろうか。もちろん首相におおきなプレッシャーがかかることはいたって当たり前のことであり、そのプレッシャーをはねのけてでも実行するだけの勇気と決断力も欲しいものだ。
 話を戻そう。私はそれほど強引な人間ではないので、日本政府に対して今すぐ中国と国交断行して台湾と国交樹立せよなどとは言わない。それと同時に台湾総統に対して今すぐ尖閣諸島を日本の領土であると認めよとはいわない。私が台湾政府に求めたいのは尖閣諸島について一切言及しない、関わらないことである。放置すればよいのである。
 ところで、我々民間人は比較的圧力も少なく、自由な立場である。我々民間人は積極的にもの言わねばならない。日本人であれば「台湾は中国の一部分ではなく、立派な独立国家である」と主張すべきであるし、台湾人であれば「尖閣諸島は中国や台湾の一部分ではなく、日本の領土である」と主張すべきである。こうすれば間違いなく日台両国の国益に合致し、日台の友好親善を促進し、アジアの平和にも貢献することになる。
 今後台湾が尖閣諸島問題でどのような態度をとるか。まずは民間の変化から注目していきたい。

 

     

 

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