李登輝訪日特集E 

上野駅で李登輝先生を歓迎! 

 李登輝先生の2年5ヶ月ぶりの来日、22年ぶりの東京訪問が実現し、日本中が沸き立つ中で、喜ばしく思いながらも、いまいちもどかしさを感じていた人も少なくないのではなかろうか。仕事があったり遠隔地に住んでいたりで、歓迎と喜びの気持ちを表現できずにいる人も多いはずだ。さて、金曜日の夜に仕事から帰宅してパソコンを立ち上げて「台湾の声」にアクセスしたところ、なんと「明日、上野駅で車中の李氏に歓迎の意を」という案内が乗っているではないか。これは家でじっとしていられるわけがない、行くしかない!
 土曜日の午前10時半ごろ上野駅の20番ホームに到着。すでに今回の歓迎活動を取り仕切っている兎里氏が待機していた。李登輝氏の乗車している新幹線は11時13分に上野駅到着予定で、停車時間はわずか1分、11時14分には出発してしまう。7号車輌に乗車していると言う。だが心配もよぎる。情報が間違っていて違う車輌に載っていたり、ホームから離れた座席に座っていて私たちに気がつかない、という事態も考えられる。
 11時2分の新幹線が発車した。次はいよいよ11時13分到着の車輌である。11時6分ごろ新幹線が来た。「あの車輌じゃないか?!」という声が飛び交うが、時間が早すぎる、おかしい、と思ったらその車輌は回送車であった。
 そしてついに11時13分の新幹線が到着。先頭車両が目の前を通り過ぎた瞬間は、緊張と不安でいっぱいだ。本当にこの場所でいいのか、本当に李登輝先生に会えるのか。数秒後、窓から李登輝先生が手をふっているのが目に飛び込んだ。参加者はプラカードをや旗を持って「台湾万歳!」「李登輝さん万歳!」と叫んだ。私は無我夢中で李登輝先生を撮影。乗車していたマスコミが降りて私たちを撮影しているのには気がついたが、私はほとんど周りが見えなかった。1分の間に12枚の写真を撮影。李登輝先生は停車している間、ずっと私たちに手をふってくださった。そして新幹線が発車した。他の参加者の中には李登輝学校の卒業生も何人かいたが、私にとっては李登輝先生を間近に見るのは初めての経験だった。本当は李登輝先生を歓迎しているみんなの写真も撮るべきだったと思うが、はっきり言って余裕がなかった。
 最後に上野駅のホームで記念撮影を行って解散となった。今回の上野駅での歓迎については、前日の夜まで実行するかどうかなかなか決まらなかったと言う。だが私はやって良かったと思うし、どんどんやるべきだと思う。李登輝先生を心から歓迎したいと思っている多くの日本人、台湾人がいるからだ。成田空港や芭蕉記念館で李登輝先生を歓迎した人たちというのは、組織的に無理やり動員されたわけではない。行ったからと言ってお金をもらえるわけでもなければ、行かなくて非難されるわけでもない。彼らは本当に歓迎したくて自発的に行動しているのである。奥の細道でも李登輝先生は各地で盛大な歓迎を受けることであろう。それは日本人の素直な気持ちの表現なのである。
 

新幹線が到着する前、上野駅20番ホームで。

 

回送車が通り過ぎ、次はいよいよ11時14分発の李登輝先生が乗車予定の新幹線。

 

新幹線が到着。果たして李登輝先生に会えるのか。

 

手を振って歓迎に応える李登輝先生。下のほうに写っているのは飯田氏が掲げているプラカード。

 

李登輝先生がこっちを向いてる!台湾のマスコミ関係者が私たちを撮影していたが、私は無我夢中で周りがほとんど見えませんでした。

 

 

マスコミ関係者でしょうか、後ろから私たちを撮影しています。写真右側には、参加者の一人が掲げたプラカードが窓ガラスに写っています。

 

参加者一人一人に対して手をふってくださいました。

 

最後に記念撮影。

 

     

 


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