立法議会選挙予測

 

いつも私は長ったらしい文章を書いてしまうため、めんどくさくて読んでくださらない方も多いに違いない。私はぱっと書きたいことが思い浮かぶと数時間パソコンから離れず、気がついたら5,6千字、多いときは一万字以上の文章を書いている。まず私は何かと前置きが長くなる傾向がある。事情を良く知らない方のためにある程度の説明が必要と思って前置きを書くのだが、文章はやはりある程度短くて読みやすくて簡潔なほうがいいのかもしれない。もちろんテーマや内容によっては長い文章が必要なときもある。だがとりあえず、多くの方々に呼んでいただかないと意味がない。というわけで今回はなるべく短い文章を書きたいと思う。と思ったらすでにまた前置きが長くなってしまった。しかも本文と関係がないことをだらだらと書いてしまう。私の悪いくせだ。こんなことではいけない。今回は二千字以内に収める事を目標としたい。
12月11日の台湾立法議会選挙まで一ヶ月をきった。この選挙の結果はただ単に台湾だけの問題だけでなく、アジア全体に大きな影響をもたらすものであり、日本人としても目が離せない。とうわけで今回は各政党の獲得議席を予想してみたいと思う。これは単なる予想である。私は預言者ではない。しかも誰が当選するかというのではなく、数字を予測するわけであるから、ぴったり的中するはずがない。重要なのは予測と実際の結果がどれほど近くなるかである。

今現在の台湾立法議会には8議席の欠員が生じており、与党の民進党が80議席、台湾団結連盟が12議席の計92議席となっており、台湾本土派政党は過半数の113議席を割っている。一方、中国派野党の中国国民党が66議席、親民党が44議席、新党が1議席で、計111議席となっている。残りは無所属の14議席である。私は比較の対象とするのは現有議席よりも前回の獲得議席のほうが好ましいと思う。であるからして、2001年12月の獲得議席と比較しながら、今回の獲得議席の予想を並べて表示したいと思う。

 

01年得票率
01年獲得議席数
04年予想得票率
04年予想獲得議席数
民主進歩党
33.38%
87
38.5%
96
台湾団結連盟
7.76%
13
12.5%
22
中国国民党
28.79%
67
24.5%
61
親民党
18.57%
46
15.5%
34
中国新党
2.61%
1
1.8%
2
無所属・その他
8.89%
13
7.2%
10
227
225

 

民進党 87→96
民進党は92年の選挙以降、ずっと得票率が伸び悩んでいた。01年の選挙では獲得議席、議席占有率は過去最高を記録したが、得票率では92年から大して代わらなかった。だが今回、得票率、獲得議席とも過去最高を記録する。目標の100議席には届かないが、大きな成果は国民党と親民党を合計した議席数を若干上回ること。選挙後にも国民党と親民党が合併しても、十分統一野党に対抗できる勢力となる。とはいえ、前回よりも9議席しか増加しないことにやや不満が残るかもしれない。

台湾団結連盟 13→22
台連は9議席を増やし、増加率では他のいかなる政党よりも高く、目標の20議席も突破し、成果は大きいといえる。親民党との得票率がかなり接近しており、今後は親民党を抜いて第三党となることが目標となる(とはいっても国親両党が合併してしまう可能性も十分ある)。小政党の弱みとしては得票率よりも議席占有率が低いことがある。特に07年の選挙から小選挙区制となることから、次回は得票率で健闘しながらもわずかな議席しか獲得できないという可能性もある。どちらにしろ、主要政党の中でも小政党に部類される現状にはかわらず、今後も楽観視できない。

中国国民党 67→61
前回よりも6議席減少。得票率も過去最低。だが意外に国民党内では思ったよりも下がらなかったと安堵する者も多いかもしれない。総統選挙で二連敗、その二連敗してあまり人気のない連戦がいまだに党主席に居座っていることをうざいと感じる所属議員も少なくないであろう。選挙後の国民党の動向は予測がつきにくい。親民党と合併するのか否か。また党主席の連戦は総統選挙と立法議会選挙で合計4連敗した責任をとって辞任するのかどうか。台北市長の馬英九が党主席に就任すれば国民党は再び息を吹き返す可能性もある。

親民党 46→34
得票率が激減するわけではないが、もともと前回の選挙では得票率と議席占有率の差が大きかったこともあり、今回は得票率と議席占有率が同じぐらいになることから議席数を4分の1減らし、全政党中最もダメージが大きい。親民党はかなりイメージが悪くなっており、今回国民党が微減にとどまり、親民党が急落するのは前回親民党を支持していたものが今回は国民党に投票すると予想されるからである。

中国新党 1→2
前回は金門島で1議席を獲得しただけであったが、今回は金門島のほかに、国民党名義で立候補した5人のうち1人が当選すると予測する。とはいっても新党に復調の兆しがあるわけでは決してなく、むしろ金門島での得票率を減らすなど、低落傾向にあることは間違いない。

その他・無所属 13→10
相対的に無所属、その他は減少すると予想している。特に国政選挙では影響力のない政党に投票することは非常に無意味であり、4大政党のいずれかを選ぶ有権者の割合が増えるであろう。

以上が予想である。台湾本土派は合計で118議席で過半数の113議席以上を確保。中国派は97議席となる三桁を割ってしまう。もちろんどの程度あたるかは結果を見ないとわからない。確実なのは台湾本土派は議席を増やし、中国派は議席を減らすことである。これが外れたらこの日本人台湾独立促進会のサイトを閉鎖してもいい。だがどの程度動くかはあくまでも予想に過ぎない。ある専門化の予想では台湾本土派は112議席程度で若干過半数に届かないと見ているが、台湾の世論調査は国民党に有利に報道する傾向があるので、私はもうちょっと高くなると予想している。

以上であるが、2000字を若干オーバーしたようだが、今回は簡潔で読みやすかったのではないかと思う。

 

 

     

 

 

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