225東京・大阪デモに参加しよう

 2007年に入り、日本国内では台湾正名へ向けてかつてない盛り上がりを見せている。2月3日には東京文京区で「生命線・台湾を守れ」国民決起集会が開催され、200人以上の聴衆が集まった。我が国の数々の保守系団体が主催団体となり、西村慎吾議員と平松茂雄氏が講演を行ったほか、様々な地方議員や言論人が決意表明を述べるなど、これからの日本を切り開く第一歩ともいえる歴史的なイベントであった。決意表明で多くの人が強調していたのはこれから1、2年が勝負の年ということだ。これから2年間はまさに東アジアの命運を決する年となるかもしれない。
 その後も2月11日には山梨県で、2月17日には千葉県で李登輝友の会の講演会が行われるなど、毎週のように日本のどこかで台湾派のイベントが行われている。
 そして228記念日を直前に控えた25日、東京と大阪でデモ行進が予定されている。講演会は毎週のように開催されているが、台湾派のデモは珍しい。昨年4月に反中共デモはあったが、台湾をテーマにしたデモ行進は実に2年振りである。デモとは一体何のためにやるのだろうか。今回は台湾の声読者の皆様に訴えたいと思う。
 我々は日本と言う民主主義国家に住んでいる。当然ながら言論の自由があるし、主権は我々国民にある(はずだ)し、二十歳以上の男女には参政権がある。ただし参政権とは言っても、ほとんどの国民は年に1回あるないかの選挙の時に投票することぐらいしか行使する機会はない。そもそも国民の多くはどうせ自分たちにはなにもできやしない、どうせ何も変わらないと考えている。果たしてそうだろうか。
 確かに一人一人の力は微々たる物だ。だがみんなで力を合わせ、一人一人の力が積み重なっていけば必ずや大きな力になる。それが民主主義なのである。2年前の総選挙を思い起こしてほしい。郵政民営化の是非はともかくとして、自民党の歴史的大勝利、売国奴岡田克也が率いる民主党の大敗北を導いたのは我々国民である。一人が投票に行こうが行くまいが何も影響はないかもしれない。だがその国民の一票が積み重なって政治を大きく動かしたのである。
 どうせ何も変わらない、というのは独裁国家の思想である。今から18年前、某人民共和国の首都では数十万人の人民が首都の広場に集結し、民主化を求めた。だが結局独裁政権の軍隊によって銃で撃ち殺され、戦車で踏み潰され、数千人が虐殺された。
 だがここは違う。幸い日本は自由にものが言える社会である。黙っていては何も動かない。1×10=10だが、0×100=0である。何もしないよりかは何かをしたほうが無限倍ましである。
 2月25日はぜひとも台湾の重要性を、日台共栄を世間に訴えよう。独裁国家では独裁者が国を動かすが、民主主義国家では世論は極めて重要である。つい最近もホワイトカラーエグゼンプション制度が世論の反発により国会提出が見送られたばかりだ。世論はマスコミを動かし、国会議員を動かし、政府を動かすのである。今台湾は、そして日台関係は極めて重要な段階に来ている。年末には立法委員選挙が、来年3月には総統選挙が予定されている。まさに台湾史の激動期を迎えようとしている。一体誰が日本を、台湾を動かすのか。それは台湾の声読者一人一人の力である。みんなの力を合わせ、日本を、台湾を変えていこう。


     

 

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