2月27日、中央選挙委員会は、3月22日の総統選挙と同時に行われる公民投票についての初の意見発表会を開催した。台湾名義での国連加盟を目指す民進党前主席の遊錫コン前民進党主席と、名称にこだわらない国連復帰を目指す台湾政治大学教授の何思因氏が意見表明を行った。
遊錫コン氏は、国連加盟は利点が多い。APECや重要な投資及び貿易に関する会議に参加でき、経済は一層活性化することになる。WHOに加盟すれば衛生面でも保障される。国家の地位も明確になり、中国と台湾が別々の国であることが明白となり、中国が台湾を侵略しようにも困難となると主張した。
「なぜ台湾名義での加盟に拘るのか」との質問に対し、「中華民国」と「中華人民共和国」は混同されやすい。さらに1971年にすでに中華民国は中華人民共和国に取って代わられ、新名称のほうが実現性が高い。しかも世論の7割が台湾名義での加盟を支持していると述べた。
何思因氏は、国民党の国連復帰案は民進党のそれよりも柔軟性が高く、実務的で、国家の安全と国際社会への参加という目的に適している。米国との長年の友好関係に傷つくこともなく、台湾海峡の緊張も押さえられるなど、「副作用」が少ない選択だ、と述べた。
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