台湾新世紀文教基金会は3月2日、「国際組織加入を問う公民投票―欧州の経験と教訓」と題する座談会を開催した。スイスの国連加盟を問う公民投票や、東欧国家の公民投票の経験を例に取り、台湾の公民投票の意義について討論した。
ケダガラン基金会理事長李鴻禧氏は3月2日、国民はみな公民投票に参加すべきである。全民の力量を動員し、偽民主主義を打破し、世界中の国々に台湾は主権独立国家であることを示さなければならない、と主張した。
南華大学欧州研究所教授の洪茂雄氏は、中東欧国家が独立子弟ら行われた公民投票は主に、「主権独立の獲得」、「憲政改革」、「ヨーロッパ連合、及び北大西洋条約機構」の3種類に分類できる。中東欧国家の例が示しているのは、これにより共産党政権が屈服し、人民が社会主義体制に決別し、公民投票によって国家目標を実現し、国民主権ならびに欧州の価値観に近づいたことだ、と述べた。
淡江大学欧州研究所教授の郭秋慶氏は、伝統的に永世中立の観念が強いスイスが第一回目の国民投票が否決されてから16年後の第2回目の投票で僅差で国連加盟を可決させた事例を説明した。
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