【レポート】9・15「友邦・台湾を国連へ!」アピール行進参加レポート

 台湾は1990年代前半から中華民国として国際連合への加盟を申請していたが、今年は初めて台湾名義での国連加盟を申請した。だが国連は申請を受理せず、事務総長の潘基文に至っては「台湾は中華人民共和国の一部分」と発言するなどあからさま越権行為という暴挙に出ている。言うまでもなく、民主主義国家である台湾の国連加盟が実現しない原因は世界最悪の暴虐独裁国家中華人民共和国が国連の安全保障理事会の常任理事国に居座っているからである。
 このような国際社会の理不尽にただ黙って指を加えていいはずがない。自由と平和と民主主義を守るため、声を出して主張しなければならない。9月15日、台湾、日本、アメリカで台湾の国連加盟を訴えるデモ行進が行われ、日本では9・15「友邦・台湾を国連へ!」アピール行進と名付けられた。
 午後2時、新宿大久保公園で出陣式が始まった。永山英樹氏が台湾の国連加盟の重要性について演説し、東京都議会議員の吉田康一郎氏が挨拶を行った。卯里通彦氏が決議文を読み上げ、さらにシュプレヒコールの練習をみなで行った。
 午後2時半、行進がスタートした。出陣式のときに気がついたのは、以前のデモと比べて明らかに参加者の数が多かったこと。出発後に人数を数えて見たら300人を超えていた。まずは職安通りを行進。永山英樹氏が「台湾の国連を支持するぞ」「台湾の国連を妨害するな」「台湾の人権を守れ」「台湾は中国じゃないぞ」「台湾は台湾だ」「中国の覇権主義反対」「日本人は台湾を支持するぞ」というシュプレヒコールを叫ぶと参加者もそれに合わせて「支持するぞ」「妨害するな」「守れ」「ないぞ」「台湾だ」「反対」「支持するぞ」と叫んでいた。
新宿七丁目の信号を右折して明治通りを行進。参加者が掲げているプラカードには「消滅中華民国 建立台湾国」「台湾を国連へ」「台湾は中国の一部ではない」「友邦・台湾を国連へ」など様々なメッセージが書かれていた。特に私が印象に残っているのは「あなたに正義感があるならいじめっこ(中国)の加担はしないでください」というもの。いじめは当然許されない行為である。ましてや国際社会における特定の国家に対するいじめなど言語道断である。
明治通りを行進すると伊勢丹本館あたりから歩行者の数が多くなり、多くの人々の注目を集めることができた。歩道では台湾の国連加盟を訴えるビラ配りも行われていた。新宿四丁目の信号を右折して甲州街道を行進。新宿駅東南口まえで再び歩行者のピークを迎える。新宿駅を通り過ぎてすぐのところで、今回のコースの唯一の歩道橋から写真撮影を行っていると、ある男性が「これは何のデモ?」とつぶやいていたので、私が「台湾の国連加盟を訴えるデモです」というと「ああなるほど」と納得してくれたようであった。その後、西新宿の信号を右折し、すぐに議事堂南の信号を左折。出発から約1時間後、新宿中央公園に到着した。
新宿中央公園で集会が行われ、世台会参加のため来日中の許世模氏(許世楷大使の弟)や盧千恵夫人が演説を行い、最後にみんなで台湾万歳を三唱した。
 今回のデモに参加して感じたのは、日本でも台湾支持の世論が着実に広まっていることである。参加者は300人を超え、いつもの1.5倍ぐらいであったし、特に今回は女性の参加が半分弱ぐらいを占め、年齢層も10台から中高年に至るまで偏ることなく幅広い層の方々が参加していた。また、我々台湾派の実行力、影響力も確実に増していると思う。私は2007年が始まってすぐ、「2006年から2007年へ向けて」という文章を書いた。その文章で私は、台湾派はもっとデモ行進をやるべきであると主張し、さらに今の台湾派には毎月デモをやるほどの動員力はないので季節ごとに3ヶ月に1回ほどやるのがいいと提案したのだが、すでに今回で今年4回目のデモ行進となる。年内にあと1回ぐらいはできそうだ。

 総じて今回のデモは大成功だったといえよう。とはいえ、新宿中央公園での集会でも言われていたことだが、我々の運動は今日1回限りのものではなく、始まったばかりである。台湾の国連加盟を実現させること。それは台湾のためであることはもちろんだが、日本の利益でもあり、アジア及び世界全体の平和のためにも有益なのである。実際に台湾の国連加盟が実現するのはまだまだ道のりは遠いと思われる。それでも私はいつか必ず実現すると確信している。なぜなら自由、民主、平和、人権は人類にとって誰も否定できない普遍的な価値観だからである。人間は誰でも間違いをおかすことがある。だが間違った行いはいつか必ず修正される。国際社会も、台湾に対する理不尽な苛めが間違っていたことに気づき、修正される日が必ずや訪れるであろう。
 

 

新宿大久保公園に300人が集結

 

永山英樹氏 東京都議会の若手のホープ、吉田康一郎氏

 

シュプレヒコールの練習。左は政経調査会の槇泰智氏。

 

台湾戦没者意慰霊の会の卯里通彦氏が決議文を読み上げる。  

 

  私が今回一番印象に残っているプラカード

 

シュプレヒコールを叫ぶ永山英樹氏、国旗を持っているのは日本李登輝友の会事務局長の柚原氏

 

  台湾研究フォーラムの旗

 

職安通りを行進

 

   

 

明治通りを行進 中央にいるのは許世楷駐日大使婦人の盧千恵氏。

 

 

 

  国連事務総長藩基文批判の垂れ幕! 日本人と台湾人は怒っているだぞ、おとなしいと思ったら大間違いだ!お前らいいかげんにしろよ!という意味。

 

 

沿道でビラ配りも行われました。 受け取ったビラを真剣に見る歩行者。

 

明治通りで多くの歩行者の注目を集めました。

 

伊勢丹本館の前を行進 マルイの前を行進

 

明治通りから甲州街道へ

 

 

   

 

新宿駅近くの歩道橋の上から撮影

 

   

 

 

 

 
新宿中央公園に到着。お疲れ様でした。  

 

許世模氏 盧千恵夫人

 

台湾万歳!!

 

You tube動画 「友邦台湾の独立と国連加盟を支持する」

     

 

   写真の掲載に当たって

私がホームページに写真を掲載するに当たって、
講演会のときに壇上で演説する人、
デモのときに前に出て演説する人については
遠慮なく掲載していますが、
その他大勢の講演会、デモの参加者については
あまり顔が目立たないようにしております。
とはいってもそれなりに画質も気にする必要がありますので、
どうしても個人を判別できるぐらいには
写ってしまいますが、あまり目立たないようにしているつもりです。

 

 

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